||
里革断罟匡君-1
宣公夏滥于泗渊,里革断其罟而弃之,曰:“古者大寒降,土蛰发,水虞于是乎讲罛罶,取名鱼,登川禽,而尝之寝庙,行诸国,助宣气也。里革(りかく)罟(こ)を断(たち)て君(きみ)を匡(ただ)す-1
宣公(せんこう)、夏(なつ)に泗(し)といふ淵(ふち)に濫(みだ)る。
里革(りかく)は、其(その)罟(こ)を断(た)ちて之(これ)を棄(す)てて曰(いは)く、古者(いにしゑ)に大寒(だいかん)が降(お)れば、土蟄(どちつ)が発(うご)く。水虞(すいぐ)は、是(これ)に於(お)ける乎(や)、罛罶(こりゅう)して、名魚(めいぎょ)を取(と)り、川禽(せんきん)を登(う)ることを講(もくろ)みて、之(これ)を寝廟(しんびょう)に嘗(しょう)し、諸(これ)を国人(こくじん)に行(おこな)わしめ、気(き)を宣(ちら)すを助(たす)くるなり。